カテゴリー: 歴史絡み 名もなき空 2 2017年7月22日 ある夜、一人の男が京都を歩いていた。 ゴワゴワとした髪を無理やり縛りつけ、裾のすぼまった変わった袴をはき、腰に鍔の無い刀を差していた。 名もなき空 1 2017年7月22日 「……龍さん、いつも一緒にいちょった男はどうした?」 「出海さんなら、行ってしもうた」 武市に尋ねられた龍馬は笑って答えた。江戸から土佐へ戻る途中の事だ。 がしゅら 4 2017年7月21日 時は経ち、更に二十年。 がしゅら 3 2017年7月21日 十年後―― 江戸の町に男の怒鳴り合いが響いていた。 がしゅら 2 2017年7月21日 その後、何故か時太郎の部屋の掃除を手伝わされて、そのまま一泊し、翌朝、出羽へ帰る事にした。 前へ 1 2 3 4 5 6 次へ